プロが信頼する“業務用カレー・OEM”の舞台裏紹介! - 業務用カレー、ソース、タレOEM製造はオリエンタルフーズにお任せ

プロが信頼する“業務用カレー・OEM”の舞台裏紹介!
2025.7.26

外食でも人気のカレー!国民食としてご家庭でも外食でも大人気のメニューです。お店それぞれの味があり、やみつきになる美味しさ。実はそのカレー必ずしもお店の厨房で仕込みをし、提供されているものではないかもしれません。
近年、飲食店ではさまざまな問題の解決のために「業務用カレーOEM」を導入する動きが加速しています。お店独自のオリジナルの味を安定的に提供できる仕組みがあります。

 

この記事では、業務用カレーOEMがどのように使用されているか、小ロットでの対応事例まで、気になるポイントを一つずつ詳しく紹介していきます。少しでもOEMに興味がある方はぜひ最後までお読みください。

 

1.実は多くの飲食店が“OEMカレー”を使っている?

飲食店で提供されるカレーは厨房でじっくり時間をかけて作っているものと思っていませんか?実は現在業務用カレーOEMを取り入れている飲食店は多くあります。OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略で、他社のブランド製品を製造する業者のことをいいます。つまり、お店の味として提供されているカレーが、実は専門のOEM工場で作られた業務用カレーだったというケースも多くあります。

 

業務用カレーOEMは、特に中小規模の飲食店や個人経営のカフェ、居酒屋、テイクアウト専門店などで活用されていることが増えてきています。毎回自社で同じ味を再現することが難しいメニューでも、OEMを活用することで「味の再現性」「衛生的な製造」「人件費の削減」「仕込み時間の短縮」といった数々のメリットがあるため、導入店舗は常に増えています。

また、スパイスの調合や火加減といった“職人の勘”が必要な部分を、安定して再現できるのもOEMの強みです。特にランチのピーク時などには、仕込みから調理までを自店で完結させるのは手間やスタッフの負担が大きく、品質にばらつきが出やすくなります。業務用カレーOEMを利用すれば、忙しい営業中でも常に一定のクオリティを保つことができ、結果として顧客満足度の向上にもつながります。

 

実際に、ある調査によれば、都市部の飲食店の3割以上が、少なくとも一品はOEMによる業務用カレーを採用されていると言われています。外部委託と聞くとネガティブな印象を持たれることもありますが、実際には「店舗の理想をカタチにする」手段として、多くのプロが賢く取り入れています。

さらに最近では、OEMを活用することで独自ブランドとしてレトルト商品化したり、ネット販売につなげたりと、飲食店の枠を超えたビジネス展開を見せる事例も多くなっています。単なる外注ではなく、「戦略的な味づくり」として、業務用カレーOEMは注目されているのです。

 

2.カレー製造の現場をのぞいてみよう

では、実際に業務用カレーOEMの製造現場ではどのようなことが行われているのでしょうか?工場によって多少の差はあるものの、共通しているのは「ヒアリングから試作、そして製造・納品までの一貫対応」が行われているという点です。

 

まず当社は、店舗側とじっくり打ち合わせを重ねます。どんな客層に提供したいのか、どんな味を目指しているのか、アレルギーや食材のこだわりはあるかなど、細かな要望を汲み取ります。その後、プロの開発担当がレシピを構築し、最初の試作サンプルを作っていきます。

この試作段階では、スパイスの配合比や具材のカットサイズ、炒め時間や火加減など、数グラム・数秒単位で調整が行われお店の味をきちんと再現できるように工夫しています。試食を重ねて微調整を加え、理想の味が完成するまでには、複数回のテストを重ねていくことが必要です。
そのテストによりお店の味を完全再現できます。

いよいよ本製造が決まると、最新鋭の調理釜や殺菌機、自動包装機などを備えた清潔な製造ラインで大量調理が行われます。原材料はすべて衛生管理基準に沿って管理され、HACCPなどの国際的な品質管理基準に準拠した製造体制を整えている工場も少なくありません。

さらに、OEM工場では、味のクオリティはもちろんのこと、保存期間や加熱対応、見た目の美しさなど、さまざまな観点から「商品としての完成度」を高める工夫が施されています。たとえば、具材の煮崩れを防ぐ加熱方法や、香りを逃さない包装技術などが挙げられます。

製造現場のスタッフの中には、元有名店の料理長やスパイス専門家などが在籍していることもあり、店舗の要望に応じた柔軟な対応が可能です。「レシピを再現する」だけでなく、「ブランドの価値を高めるパートナー」として、OEM工場が機能しているのです。

3.レシピってどう決まる?小ロットにも対応

業務用カレーOEMと聞くと、「大量生産向け」「大手チェーンだけのもの」と思われがちですが、実際は違います。最近では、個人経営のカフェや移動販売のキッチンカーなど、少量からの対応も可能です。大手チェーン以外でも導入しやすく「自分のお店だけのオリジナルカレー」を手軽に実現することができるのです。

レシピの決定は、ヒアリングをもとに数回の試作を繰り返しながら進められます。ただ美味しいカレーを作るのではなく、お店それぞれ独自の味を出すことが重要になっています。たとえば、ヴィーガン志向のカフェなら動物性原料を一切使わずにスパイスの香りを活かしたレシピ、男性客が多い酒場ならガツンとした辛さと肉感を重視した配合、といった具合に、店舗の特徴を深く反映させていきます。

OEM業者の中には、料理が得意ではない店舗オーナーに対して「ざっくりしたイメージ」だけでレシピ開発をサポートしてくれるところもあります。たとえば「家庭のカレーと欧風カレーの中間のような」「スパイシーだけど辛すぎない」などの要望でも、プロの開発担当が適切なスパイスや具材を選定し、納得いくまで試作を重ねてくれます。

また、OEMならではの利点として、最初のレシピ完成後も継続的に微調整が可能です。季節限定メニューへの展開や、顧客の反応を見ての味の微修正などにも柔軟に対応できるため、「変化するお店の個性」にも寄り添った提案ができるのです。

4.小ロットからでもOK!

「カレーOEMを頼むには100kg単位で作らないといけない?」そう思っている方も多いかもしれませんが、実際はもっと小さな単位からスタートしているお店もたくさんあります。どんな飲食店の方も導入しやすいように小ロットからの注文も受けております。

 

この小ロット対応の背景には、個人経営の店舗やイベント出店、通販試作など、少量でまずは「お試し製造」をしたいというニーズがあります。最初は10kg(およそ50〜60人前程度)からスタートして、顧客の反応を見ながら増産していくという流れは、いまや業務用カレーOEMのスタンダードとも言えます。

たとえば、ある移動販売カレー店では、初回10kgでスタートした後、1ヶ月で完売。口コミやSNSで話題になり、現在は月間200kgをOEM製造しているという事例もあります。初回から大量発注せずに済むことで、リスクを抑えながらも「お店独自の味づくり」にチャレンジできるのが、小ロットOEMの魅力です。

 

このように、業務用カレーOEMは、大規模チェーンだけのものではなく、小規模事業者にも広く開かれた選択肢となっています。特に“飲食業の立ち上げ初期”や“業態転換のタイミング”などにおいて、試作・テスト販売をしやすい柔軟さが、多くの成功事例を生み出しているのです。

5. 実際にOEMで人気メニュー化した店舗

ここでは、実際に業務用カレーOEMを活用して、人気メニューへと成長させた事例をご紹介します。

【カフェ】

女性向けのおしゃれなカフェを経営していた店主は、ランチの目玉メニューとして「野菜たっぷり薬膳風カレー」をOEMで開発。季節の根菜やスパイスを組み合わせ、見た目も美しい一皿に仕上げました。SNSでも「映えるカレー」と話題になり、来店動機の大きな柱に。現在では冷凍カレーとして通販展開も行っています。

【居酒屋】

夜営業中心の居酒屋では、〆の一品として“濃厚牛すじカレー”をOEMで開発。牛すじをトロトロになるまで煮込んだ味わいとスパイスの余韻が常連客の間で好評に。家庭ではなかなか再現できない本格派として、お酒の後の定番メニューに育ちました。

【キッチンカー】

週末のみ地域イベントに出店している移動販売ユニットは、レトルト対応可能なOEMカレーを開発。少量生産から始め、販売実績を伸ばすことで、地域物産館やふるさと納税返礼品への採用にまで広がりました。

どの店舗も共通しているのは、“自分たちのストーリー”をしっかり伝えるカレーを作ったこと。業務用カレーOEMは、ただの外注ではなく「想いをカタチにする」ための頼もしいパートナーになり得るのです。

6.あなたのお店の「ストーリー」が詰まった一皿を作りませんか?

カレーは、世代を問わず愛される国民食。だからこそ、お店ごとの「想い」や「ストーリー」を込めやすいメニューでもあります。そしてその想いを“確かなカタチ”にしてくれるのが、業務用カレーOEMという選択肢です。

 

「忙しくて仕込みが追いつかない」「もっと自分たちらしい味を表現したい」「いつか通販で販売したい」――そんな想いを抱える飲食店オーナーにこそ、OEMは力強い味方になります。大量生産ではない、ひとつひとつの要望に寄り添ったレシピ開発、小ロットでの柔軟な対応、そして納得のいく味づくり。

 

業務用カレーOEMを通じて、お客様に「お店の顔」となる一皿を届けてみませんか?あなたのお店の背景、想い、そして未来を語るためのカレーを、プロの力でカタチにしていく―そんな新しい挑戦が、次の人気メニューを生む第一歩になるかもしれません。