全国のオーナーさんの悩み「味の再現が難しい…」
飲食店オーナーさんが多店舗展開を考える時、立ちはだかるのが調理者の腕に左右される「味のブレ問題」。いろんなSNSが発達した昨今、口コミやレビューで「前と味が違う」と書かれるリスクも増えるばかり。
一部のベテランに頼っていた場合、辞められた瞬間に味が再現できなかったり、そもそも若手やパートさんが再現できず、メニューを限定している店舗もちらほら耳にします。
さらに、店主自身が仕込み・チェック・試食など現場仕事で拘束され、経営に集中できないことも問題のひとつ。
店舗展開する上での理想は「誰が作っても“うちの味”が出せる状態」!それができないから出店やFC展開が止まっている店舗も多くあります。
そんなときに今注目されているのが、“業務用ソース”と“OEM”という選択肢です。 外注なのに「うちの味を再現できる!」「 手作り感や個性は残せる!」その上オーナーさんの手間も負担も減らせるので、店舗運営の大きな力になります!今回は店舗展開を考えているオーナーさん向けに1つの方法として「OEM」という選択肢をご紹介します!
“うちの味”をそのままに!業務用ソース×OEMでできること
OEMは「Original Equipment Manufacturing」(=委託製造)の略。ざっくり言うと「自社の味を、他社工場で再現・製造してもらう」仕組みのことです。
飲食店にとっては「セントラルキッチンを外部に持つ」イメージ。
業務用のカレーやソースなどをオーダーメイドで作って、お好みの分量でパッキングして冷凍でお届けしますよ〜!ということ。業務用と聞くと出来上がった商品(味)を買うと連想されがちですが、OEMのポイントはオーダーメイドでお店の味を細やかに再現できるということ!市販の味ではないので、しっかり差別化もできます。さらにそれを分量指定してパッキングしてくれるという痒い所に手が届くサービスです。
–OEMを導入するメリット–
- 店舗オリジナルの味を、ベースにしたオーダーメイド製造ができる
- 店舗ごとの仕込み負担がへることで、人件費削減も可能
- 冷凍パックで長期保存できるし、在庫管理がラクに!
- 原材料や分量が明確にレシピ化されるので、原価率がわかりやすい
- 調理スキルが浅いスタッフでも「うちの味」が再現できる
- 味が安定することで、店舗間のクレーム・レビュー差がなくなる
- 小ロットから対応できるため、個人店・中小飲食店でも導入しやすい
店舗拡大にOEMソースをすすめる3つの理由
味を守りながら、店舗を増やしてくための大きな味方となるOEM。
とはいえ、店舗が増えれば増えるほど、関わる人も増えて現場ごとの“差”が生まれてしまうことも。「味の安定」は、ブランドイメージを保つためにも、お客様の満足度を満たすためにも大事なポイントです。
ここでは、そんな課題を抱えるオーナーさんにこそ知ってほしい、業務用ソース×OEMが店舗拡大に強い理由をご紹介します!
①誰が調理しても“うちの味”にできる
「この店、前とちょっと味違う…?」
「○○店はおいしいけど、△△店はそんなに…」
そんなレビューが出てしまうと、ブランドイメージは揺らいでしまいます。
業務用ソースをOEMにすることで、どの店舗でも、新店舗でも同じ“味”を使えるようになります。料理の仕上げをベテランや新人、どの経験値のスタッフが行っても、一定の味が再現できるということ!
特に新店舗では新人スタッフも多いと思いますが、この“味の安定”が大きな武器に。味の再現性が高まることで、「いつもの味が食べられる」というお客様の安心感につながります。
②仕込みが減る!人手不足対策にも
ソースやカレーなどの仕込みに朝早くから材料を煮込んで、味を調整して、冷まして保存する…それで数時間かかることも。OEMカレーやOEMソースにすれば仕込み時間が大幅に短縮! 営業前の準備は格段にラクになります。
スタッフの労働時間が減ることで、人件費の削減はもちろん、精神的な負担も軽減され、「長く働きやすい職場環境」にもつながります。
③開業準備期間の短縮
「オープンまでに新しいスタッフを育てないと!」
「研修に思ったより時間がかかるな…」
そんな問題もOEMでの業務用ソース製造にすれば、既存店舗とまったく同じソースを新店舗にも導入することで、味のブレがでません。
セントラルキッチンを自分で用意せずに使えると思えばなんとも便利ですね。初期投資を抑えながらも、スピード感ある出店が可能に。
導入事例|実際にOEMを活用した飲食店のリアル
それでは実際にカレー・ソース・スープのOEM製造を取り入れたお店の現場の声を集めてみました。
■【洋食店】3店舗目の出店で味のバラつきに低評価が続く
→ OEM導入で味の安定化に成功
2店舗目まで料理長が現場で味のチェックができていたため、味のバラつきはほとんどなかったのですが、3店舗目を出店すると、料理長の目が届かなくなったことで「本店と味が違う」「ここのデミグラスは薄い」といったレビューが続くことに。
オーナーはデミグラスソースのOEM製造を決断し、れシピをもとに業務用ソースをオーダーメイド製造しました。全店舗同じ味にすることで味の再現性は向上。
数ヶ月後には目立った低評価はつかなくなり、評価も安定しました。
■【カフェ】仕込みいらずで営業時間を前倒し
→ ランチの売上増加
ランチで人気のカフェでは、営業開始前の仕込みが毎朝3時間以上かかかることも。なんとか効率的にするため、ランチメニューの中心となるカレーソースのOEM製造を導入。
冷凍パックで納品されるソースを温めるだけの状態にしたことで、仕込み時間が1時間未満に短縮されました。
その結果、ランチ営業を30分早くスタートできるようになり、回転数もアップ!
平日のランチの売上に貢献しています。
導入も簡単なので安心!
< POINT >
■200kgの小ロットでも対応! 工場見学もウェルカムです!
■問い合わせの流れ
・電話やメールで打ち合わせ
↓
・担当者と試作サンプルのやりとり
↓
・完成したらお見積り
↓
・OKが出れば納品スタートです!
まとめ|“味の統一”は、店舗展開のカギになります!
手作りの味こそがうちの魅力だと、そんな想いを大切にしているオーナーさんも多いと思います。「いつ食べても、どの店でも、同じ味が楽しめる」ことこそが最大の安心感。その手作りの味をOEMで出せるとしたら。仕込みも減らせて味のばらつきができる不安もなくなるとしたら。
OEMでの業務用ソース製造は、店舗展開するときも、今の店舗をより良くするためにもとっても有効な一手になり得ます!お店をマネジメントする時、ぜひOEMという手法も検討してみてくださいね。