飲食店にとって「味の決め手」となるのがソース。お客様に「また食べたい！」と思ってもらうには、安定した味を提供することが欠かせません。そんなときに役立つのが「業務用ソース」です。

今回は、業務用ソースの基本から、既製品とオリジナル製品の違い、選び方のポイントまで詳しくご紹介します！

 

業務用ソースとは？

業務用ソースとは、飲食店や食品業者向けに販売される、プロ仕様のソースのこと。家庭用とは違い、大容量でコストパフォーマンスが高く、味のバリエーションも豊富なのが特徴です。例えば以下のようなものがあります。

・洋食系（デミグラスソース、トマトソース、ホワイトソース）

・和食系（照り焼きソース、和風おろしソース、だし醤油）

・中華系（オイスターソース、豆板醤、甜麺醤）

・その他（焼肉のタレ、バーベキューソース、カレーソース）

これらを活用すれば、仕込みの手間を減らしつつ、安定したクオリティの料理を提供できます。

 

業務用ソースを使うメリット

飲食店で業務用ソースを導入することで、以下のようなメリットがあります。

 

・味の均一化

ソースを手作りすると、日によって味がブレてしまうことも。でも、業務用ソースを使えば、どのスタッフが作っても同じ味に仕上げることができます。

 

・仕込み時間の短縮

ソースを1から作るには、時間と手間がかかります。業務用ソースを活用すれば、仕込み作業を減らして、オペレーションを効率化できます。

 

・コスト削減

業務用ソースは大容量で販売されているため、原価を抑えることが可能です。仕入れコストを抑えつつ、安定した味を提供できるのは大きなメリットですね。

 

 

既製品とオリジナル品の違い

業務用ソースには大きく分けて「既製品」と「OEM（オリジナル製造）」の2種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

 

既製品の業務用ソースとは？

既製品の業務用ソースは、メーカーがすでに完成させたものを販売しているタイプです。特徴としては、すぐに仕入れて使える手軽さや、比較的安価で購入できるコストの低さ、があります。また、メーカーが品質管理を徹底しているため、味のブレがなく、安定した品質を保てるのもメリットです。

 

一方で、既製品は誰でも購入できるため、他店との差別化が難しいという側面もあります。特に、こだわりの味を提供したい飲食店にとっては、「ありきたりな味になってしまうのでは？」と感じることもあるでしょう。

 

OEM（オリジナル製造）の業務用ソースとは？

OEM（オリジナル製造）の業務用ソースは、飲食店や企業のオリジナルレシピをもとに、メーカーが特注で製造するものです。お店独自の味を再現できるため、他店と一線を画したメニューを作りたい場合にピッタリです。

 

また、「○○店の特製ソース」としてブランド化すれば、お客様にとっての「ここでしか味わえない特別なソース」になり、リピート率アップにもつながります。さらに、人気のソースを瓶詰めして販売すれば、お土産やオンラインショップでの販売といった新たなビジネスチャンスも生まれるでしょう。

 

ただし、OEMの業務用ソースは、ある程度まとまったロット（最低発注数）が必要になることが多く、初期コストも既製品に比べて高めです。そのため、導入を検討する際は、売上や提供メニューとのバランスを考えた上で進めることが重要です。

 

「コストを抑えてすぐ使いたい」なら既製品、「お店独自の味を作りたい」ならOEMがオススメです。

 

 

OEMソースを活用するメリット

「他店と差別化したい」「オリジナルの味でブランディングしたい」そんな飲食店にオススメなのがOEM（オリジナル製造）のソース。

 

・オリジナルの味を作れる

市販のソースでは出せない「お店ならではの味」を実現できます。

 

・ブランド力の向上

「うちの店の○○ソース」として売り出せば、お店の看板メニューとして定着させることもできます。

 

・テイクアウトや通販販売も

人気のオリジナルソースを商品化し、お土産やECサイトで販売することもできます。

 

 

業務用ソースを選ぶポイント

業務用ソースを選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう！

 

・味のクオリティ

実際に試食して、自店の料理とマッチするか確認しましょう。

 

・コストと仕入れ量

ロット（最低発注量）や価格を比較し、コストバランスを考えることが大切です。

 

・保存性、賞味期限

業務用ソースは大容量のものが多いため、賞味期限や保存方法も確認しておきましょう。

 

 

業務用ソースの活用例

例①：ハンバーグ専門店の例

ハンバーグ専門店では、デミグラスソースをOEMでオリジナル製造。他店にはない深みのある味が評判となり、リピーター増加！

 

例②：焼肉店のテイクアウト戦略

焼肉店が、自家製の焼肉のタレをオリジナル商品として販売。テイクアウト需要が高まり、売上アップに貢献！

 

 

業務用ソースでお店の味を支えよう！

業務用ソースを活用すれば、味の安定化・仕込みの効率化・コスト削減が実現できます。また、OEMを活用すれば、お店ならではの味を作り、ブランド力を高めることも可能です。

「どの業務用ソースを選べばいいかわからない…」という方は、まずは自店の料理と合うかチェックしてみるのもおすすめです！

ぜひ、業務用ソースを上手に活用して、お店の味をレベルアップさせてみてくださいね！